2015年08月18日
真夏の出会い。
昔から、
出かけた途端に「大」をもよおす、
という性癖がありまして。
四弦亭、
快便快眠が人に自慢できる唯一の取り柄。
便秘、尿漏れ、不眠症といった類の悩みは一切ないのです。
が、
こればっかりは謎でして。
外出に際して、ちゃんとトイレで用を足したとしても、
なぜか家を出て5分以内に、もう一度、波が来るのです。
お陰様で、我が阿呆庵から車で5分圏内のトイレは大抵把握しています。
先日も、出しなに「ゴロゴロ」っと来まして。
まぁ、出かけると言っても夕飯の買い出しのためで大した用事ではなかったのです。
で、最近出来たばかりの近所のコンビニへ寄りまして。
最近のコンビニはトイレも綺麗ですからね。
こりゃ、期待できるぞってなもんで。
新築のコンビニの新しいトイレに、
新築祝いとばかりウンを付けまして。
トイレだけじゃ申し訳ないと、
ハイライト一箱買って出ました。
怠惰を貪り、阿呆を極めし、本日も快便なり!!
と、気分良く愛車、R2阿呆号に向かうと、
駐車場の暗闇から、
「す、すみません」
と声をかけられました。
「あん?」と声の方を振り返ってみると、
年の頃、16,7歳の贔屓目に言ってもヤンキー全開な少年が一人。
少年Y「あの、お金が無くて....❍❍❍まで送ってもらえませんか?」
四弦「ん?ヒッチハイクか?」
少年「すみません.....」
四「おめぇ、年いくつ?」
少年「18っす」
四「本当は?」
少年「17っす。今度18っす。マジで」
四「まぁいいや、乗れや」
少年「す、すみません......ありがとうございます!」
と、乗せてあげることにしました。
四「おめぇ、家何処なんだよ?」
少年「北中(北中城村)っす。屋宜原病院の前す。知ってますか?」
四「知ってるよ。なんで金ねぇんだよ?え?若えんだから四の五の言わず歩けや、明日には着くべ」
少年「す、すみません.....」
と、本質的には教養深く育ちの良い四弦亭なのですが、
ヤンキー少年と対峙すると、ついついヤンキー文化全開上州人口調になってしまうワケで。
少年「先輩、前に❍❍の現場で会ってますよね?型枠の方でした?」
四「ん?」
どうやら、
少年は僕のことを現場の仕事で見かけた型枠職人の親方と間違えて声をかけたようです。
四「おめー、こんな色白で優しい職人がいるかよ!」
少年「え、あれ、監督さんでしたっけ?❍❍工務店?」
どうやら沖縄の建築現場には、
僕にそっくりな型枠職人か現場監督がいるようです。
ご存じの方は、どうぞよろしくお伝えください。
四「火あるか?」
少年「あ、はい、どうぞ!」
四「てめー、17でなんでタバコ持ってんだよ!」
少年「す、すみません!」
という具合に、
車中、少年Y(ヤンキーの略)とすっかり仲良くなりまして。
少年Y、小学校出てからヤンチャの限りを尽くし、
若くして裁判所出頭回数5回、鑑別所2回お勤め済のベテラン。
警察との交友関係も豊富で、
那覇署の人は冷たい、沖縄署の人は皆優しい、等々、
ヤンチャ業界の生の声を聞くことができました。
その日は彼女とデートでショッピングセンター行って、カラオケ行って、
免許がないのでタクシーで彼女を家まで送り届けたところで所持金が尽きる。
トボトボ歩いていたら、ちょうどコンビニから出てきた四弦亭を、
以前現場で見かけた型枠職人の親方と間違えて声をかけたとのこと。
鑑別所を出てから、
先輩のツテで今の親方に世話になって1年。
最近、初めて彼女が出来て「最高っす」と語る少年Yの目は輝いていました。
彼女にええカッコするために、
所持金使い果たし、やせ我慢。
なんだか良いじゃありませんか。
若いながらになかなかのハードコア、ワイルドサイドを歩いてきた少年Y。
話をしていると、素直で良いヤツでした。
表情も明るくて、なんだかかわいくて。
彼女とは付き合って間もなく、
まだチューもしていないそうです。
目的地に着き、
「彼女を大事にしろよ。あと、まだまだ暑い日が続くんだから身体気をつけてな」
「はい!先輩、ありがとうございました!!」
すっかり夕飯の買い出しを忘れてしまった、
そんな一夏の出会いでした。
出かけた途端に「大」をもよおす、
という性癖がありまして。
四弦亭、
快便快眠が人に自慢できる唯一の取り柄。
便秘、尿漏れ、不眠症といった類の悩みは一切ないのです。
が、
こればっかりは謎でして。
外出に際して、ちゃんとトイレで用を足したとしても、
なぜか家を出て5分以内に、もう一度、波が来るのです。
お陰様で、我が阿呆庵から車で5分圏内のトイレは大抵把握しています。
先日も、出しなに「ゴロゴロ」っと来まして。
まぁ、出かけると言っても夕飯の買い出しのためで大した用事ではなかったのです。
で、最近出来たばかりの近所のコンビニへ寄りまして。
最近のコンビニはトイレも綺麗ですからね。
こりゃ、期待できるぞってなもんで。
新築のコンビニの新しいトイレに、
新築祝いとばかりウンを付けまして。
トイレだけじゃ申し訳ないと、
ハイライト一箱買って出ました。
怠惰を貪り、阿呆を極めし、本日も快便なり!!
と、気分良く愛車、R2阿呆号に向かうと、
駐車場の暗闇から、
「す、すみません」
と声をかけられました。
「あん?」と声の方を振り返ってみると、
年の頃、16,7歳の贔屓目に言ってもヤンキー全開な少年が一人。
少年Y「あの、お金が無くて....❍❍❍まで送ってもらえませんか?」
四弦「ん?ヒッチハイクか?」
少年「すみません.....」
四「おめぇ、年いくつ?」
少年「18っす」
四「本当は?」
少年「17っす。今度18っす。マジで」
四「まぁいいや、乗れや」
少年「す、すみません......ありがとうございます!」
と、乗せてあげることにしました。
四「おめぇ、家何処なんだよ?」
少年「北中(北中城村)っす。屋宜原病院の前す。知ってますか?」
四「知ってるよ。なんで金ねぇんだよ?え?若えんだから四の五の言わず歩けや、明日には着くべ」
少年「す、すみません.....」
と、本質的には教養深く育ちの良い四弦亭なのですが、
ヤンキー少年と対峙すると、ついついヤンキー文化全開上州人口調になってしまうワケで。
少年「先輩、前に❍❍の現場で会ってますよね?型枠の方でした?」
四「ん?」
どうやら、
少年は僕のことを現場の仕事で見かけた型枠職人の親方と間違えて声をかけたようです。
四「おめー、こんな色白で優しい職人がいるかよ!」
少年「え、あれ、監督さんでしたっけ?❍❍工務店?」
どうやら沖縄の建築現場には、
僕にそっくりな型枠職人か現場監督がいるようです。
ご存じの方は、どうぞよろしくお伝えください。
四「火あるか?」
少年「あ、はい、どうぞ!」
四「てめー、17でなんでタバコ持ってんだよ!」
少年「す、すみません!」
という具合に、
車中、少年Y(ヤンキーの略)とすっかり仲良くなりまして。
少年Y、小学校出てからヤンチャの限りを尽くし、
若くして裁判所出頭回数5回、鑑別所2回お勤め済のベテラン。
警察との交友関係も豊富で、
那覇署の人は冷たい、沖縄署の人は皆優しい、等々、
ヤンチャ業界の生の声を聞くことができました。
その日は彼女とデートでショッピングセンター行って、カラオケ行って、
免許がないのでタクシーで彼女を家まで送り届けたところで所持金が尽きる。
トボトボ歩いていたら、ちょうどコンビニから出てきた四弦亭を、
以前現場で見かけた型枠職人の親方と間違えて声をかけたとのこと。
鑑別所を出てから、
先輩のツテで今の親方に世話になって1年。
最近、初めて彼女が出来て「最高っす」と語る少年Yの目は輝いていました。
彼女にええカッコするために、
所持金使い果たし、やせ我慢。
なんだか良いじゃありませんか。
若いながらになかなかのハードコア、ワイルドサイドを歩いてきた少年Y。
話をしていると、素直で良いヤツでした。
表情も明るくて、なんだかかわいくて。
彼女とは付き合って間もなく、
まだチューもしていないそうです。
目的地に着き、
「彼女を大事にしろよ。あと、まだまだ暑い日が続くんだから身体気をつけてな」
「はい!先輩、ありがとうございました!!」
すっかり夕飯の買い出しを忘れてしまった、
そんな一夏の出会いでした。