四弦亭日乗

あっという間に大晦日だよ、おい。



一年を振り返るに、なあんてことを言いますが、
あっしの一年、人に語るほどの中身なんてあるわけがない。



そんなこと言っても始まらないので、
自分なりに総括させていただきやんす。


今年も西から東、南から北まで全国津々浦々、沢山の旅巡業をさせていただきました。

沢山の素晴らしい出会いがありました。

過酷な自然の中、「全ては旨い酒を呑むために」と明るく歌い踊っていた秋田、能代の先輩たち。

伝統を継承しつつも、地域の行事を一手に引き受けている神楽団。



そして、
多くの音楽家との出会い。

出逢えば仲間、一緒に音を出せば兄弟分。

楽器弾きの絆の素晴らしさを改めて感じる事が出来ました。


音楽は上手い下手、勝ち負けではなく、
僕が思うに人類が獲得した最高のコミュニケーションツールです。



そういった事を、
演奏や旅巡業を通じて改めて学ばせて頂きました。











思えば、
楽隊稼業に身を沈めて早幾年。


よくぞまぁ、こんな綱渡りな人生を歩めているもんだと、自分でも信じられない気持ちで一杯であります。
しかも、阿呆のごとく南島で暮らして。


世間様と比べるのもおこがましいもんではありますが、
貧乏なりにも夜は雨露凌ぎ、
腹を空かせて路頭に迷うなんてこともありませんでした。


これもひとえに、ご贔屓にしてくださる旦那衆、諸兄姐先輩後輩其の他御一党様方々のおかげでございます。


この場を借りて、
謹んで御礼申し上げます。



ありがとうございました。





















と言いつつも、




まだまだ奏で足りません。
弾き足りません。




来年はもっともっと弾き、奏で、笑い、時々籠もりつつも、歩きまわりたいと思っております。



引き続きご贔屓のほど、
どうぞよろしくお願い致します！






イェイ！ロッケンロール！