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2015年02月24日

如月の憂鬱。

数日前まで、寒い、寒いと震えていたのに。
今日はTシャツ一枚で過ごしています。

流石、オキナワ。

この気温の変化に皆さん体調をヤラれてしまうのですよね。


僕は生来の阿呆、馬鹿ゆえに風邪はひいていません。


だいたい、僕が風邪をひく時は、
本当に風邪をひいているのではなくて、
風邪を口実に.........



ウソです。



阿呆のクセに身体が弱いので、
よく風邪をひいてしまいます。
こればっかりはいくら気をつけていてもひいてしまいますから。
いやはや困ったもんです。




さて。



実は、
この一週間「憂鬱」です。

英語にすると、「Depressed feeling」です。

無気力、虚脱感に苛まれていて、
本当に辛いです。



原因はハッキリしています。



右手人差し指の爪が剥がれたからなんです。


痛いですよ。マジで。



生業上、右手の人差し指はよく使います。
ベースを弾くのに。

弾く度に激痛ですよ。


でも、
弾きますけどね。



昔、ウッドベースを演奏中に、手元からパンって何かが跳んでいったんですね。

次の瞬間、失禁しました。


あまりの痛みで。



あの日以来でしょうか、
どうも右手人差し指の爪が剥がれやすくなっていまして。
時々、ふいに爪が剥がれてしまいます。


爪が全部剥がれると、本当に何も出来ません。
物も持てません。

僕の場合、根本から剥がれるってのは最初の一度きりなので、
ライブ中だったらアロンアルファで無理やりつけたりして対処するのですが。


まぁ、痛いですよ。


痛い話ですみません。


ネイル関係に詳しい方に、是非、教えて頂きたい。
どうやったら爪が剥がれにくくなるのかを。


もし、ドン久保田がゴリゴリのファンクチューンを演奏しながら泣いているのを見かけたらどうか察して下さい。
あ、爪剥がれてるんだな。って。






痛い話はおいておいて、
最近、面白い本を読みました。



「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
著者 増田俊也


不穏なタイトルですね。


著者、増田俊也は「シャトゥーン ヒグマの森」という素晴らしい熊小説を書いていまして、
マタギ、熊、猟師、冬山ものに弱い僕としては、印象に残る作家でした。

同著者の本作も刊行当初から気になっていたのですが、
なんとなくスルーしていたのですね。タイトルから受けた先入観で。

そしたら、先日、文庫化されているのを見つけて、前情報もなしに読み始めました。


凄まじい本でした。


タイトルにある木村政彦という稀代の柔道家(この本を読むまで知りませんでした。)について、
18年にも及ぶ取材を経て書いたノンフィクション。

木村政彦の人生と柔道の歴史から、日本の近現代史、現在に至る格闘技の有り様と、
ノーマークな世界だっただけにガクガク震えてきました。

僕が大好きな、合気道の開祖、達人、植芝盛平とか塩田剛三の名前もさらっと出てきて、シビレまくりました。


木村政彦。


凄まじい。この一言に尽きます。


柔道、武道、格闘技に興味のない方にもオススメします。
一人の人間の生き様を描いたノンフィクションとして最高の本だと思います。




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Posted by donkubota at 19:08│Comments(2)時節柄生活読書
この記事へのコメント
やだ、ドンちゃん(>_<)
聞いただけで痛そうだよ。

知らないあいだに、すごいアップしていてびっくり!
年始のまま、ブログ止まってたのに(笑)

来月までは治るの?

お大事にしてね。
Posted by ちえこ at 2015年02月25日 21:24
ちえさん、ありがとうございます。
来月には治っていると思います!
というか、もう慣れました。
Posted by どん at 2015年02月26日 21:08
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